小関ゼミ 非営利マネジメント/マーケティングの世界へようこそ
 

ゼミについて

★はじめて非営利組織(NPO)に関心を持ってくれた人へ

☆どのような分野を学ぶのか

★シラバス

☆どんなゼミですか

★教員のプロフィール

☆新聞記事の紹介



★はじめて非営利組織(NPO)に関心を持ってくれた人へ


ようこそいらっしゃいました。
興味を持ってくれてありがとう。

抽象的な理論を学ぶ前に、まずはNPOの多様な世界に目を向けてください。

そんなこと言われても、よく分からないよ。という人も多いでしょう。

だいじょうぶ。あなたの身の回りに、たくさん事例があります。

まずは、「NPO関連書籍の紹介」などに紹介されているいくつかの本を、図書館や書店などで手にとってみましょう。
環境、福祉、まちづくりなど、それぞれの分野でNPOは多彩な顔を見せてくれます。
入門的なことを知りたい人は、市民活動センター神戸の「NPOってなに」コーナー、 あるいは大阪ボランティア協会よくある質問「NPO入門編などが参考になりますよ。


☆どのような分野を学ぶのか

近年はテレビや新聞などのマスコミで、非営利組織(NPO)という言葉をよく耳にするようになりましたが、ご存じない人もまだ少なくないようです。

非営利組織(nonprofit organization; NPO)は、社会一般の利益になることを活動の目的とする民間の組織です。利益には結びつかないが社会にとって不可欠な、かといって政府にはできない役割を進んで引き受け、さまざまなところから資金を調達しながら活動を広げてきました。こうした活動の重要性が認識され始め、支援体制づくりが少しずつ進んでいる段階です。非営利組織は21世紀の社会の重要な担い手として、熱い注目を集めているのです。

非営利組織というと、一般には小規模零細な市民活動団体とかボランティアグループ、あるいはいわゆるNPO法人(特定非営利活動法人)のことだと思われがちですが、決してそれだけにとどまるものではありません。公益法人と呼ばれる財団法人や社団法人、学校法人(明治大学も)、社会福祉法人など、さらに広く捉えれば協同組合や医療法人、労働組合なども非営利組織の一種であり、領域はかなり広く、また大規模な人数・予算を抱えた組織も多く含まれています。

非営利組織に対する社会の期待は大きいのですが、組織のマネジメントがしっかりしていないと、思わぬ失敗をしてしまいます。非営利組織のマネジメントというのは複雑で、しかも研究の歴史が比較的浅いですから未開拓の部分が多く、それだけに取り組む甲斐も大きいと言えましょう。

★2014年度 シラバス


研究課題


 非営利組織のマネジメントおよびマーケティング

研究内容


このゼミでは、非営利組織(NPO: Non-profit Organization)や社会的企業(SE: Social Enterprise)の経営を中心に研究します。
非営利組織は、教育、医療、福祉、災害救援、まちづくり、途上国支援など幅広い分野で活躍しており、私たちの生活に密接にかかわっています。ボランティア組織やNPO法人と同一視されることもありますが、非営利組織の中には私立学校や民間病院、博物館、福祉施設、体育施設など、多くの職員を雇用している、規模の大きな組織も少なくありません。 非営利組織は多様で、寄付金や補助金に財源を依存しているものもありますが、他方、商品・サービスの販売による事業収入を中心とした、より営利企業に近い形の非営利組織もあります。また、障害者などの社会的弱者を積極的に雇用することを使命とする企業もあります。非営利組織と営利企業の中間的な存在として、社会的企業が近年注目を集めるようになりました。 非営利組織や社会的企業の経営は、営利企業と共通する面もありますが、異なる面もあります。たとえば、非営利組織は営利企業と異なり、寄付金を集めたり、ボランティアを募ったりしますし、社会的企業は利潤追求よりも社会的な使命を優先しています。非営利組織や社会的企業の法人形態や会計基準なども異なります。さらに、非営利組織や社会的企業の事業分野や組織規模によっても、経営の手法や課題は大きく異なります。 このゼミでは、各人の関心に沿って非営利組織や社会的企業の経営の実態を調査し、組織が抱える経営課題の解決方法を探ります。
近年は営利企業や行政機関と非営利組織との協働が進んでおり、こうした研究は、営利企業や行政機関への就職を志す人にも役に立ちます。


参考文献


坂本文武『NPOの経営――資金調達から運営まで』日本経済新聞社、2004年
塚本一郎・山岸秀雄編著『ソーシャル・エンタープライズ――社会貢献をビジネスにする』丸善、2008年
小暮真久『社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」』ダイヤモンド社、2012年
小関隆志『金融によるコミュニティ・エンパワーメント――貧困と社会的排除への挑戦』ミネルヴァ書房、2011年  

運営方法


【演習II】毎週、教室にて各自が調べてきた内容を報告し、全員でディスカッションを行います。これと並行して、非営利組織や社会的企業などに訪問しインタビューをします。特定の団体に継続して関われば、より深い洞察が可能となります。夏季合宿でも同様に訪問調査を行います。訪問調査の結果をまとめて、ゼミプレで発表します。
【演習III】自分でテーマを決め、卒業論文を書きます。毎週、教室にて各自が原稿を発表し、全員でディスカッションを行います。これと並行して、研究室にて個別指導を行います。みなさんと、楽しい学びあいの場を作り上げていきましょう!

募集予定人員


8−10名程度。短い作文を事前に提出してもらいます。選考試験当日は面接を行います。


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☆どんなゼミですか?

<いつやっているの?> 3年生のゼミ(演習IIA/B)は、火曜日の5時限(16:20−17:50)
4年生のゼミ(演習IIIA/B)は、火曜日の4時限(14:40−16:10)
で行っています。

※4年生のゼミ(秋学期)は、卒業論文作成の個別指導を金曜日3時限に行います。



<ゼミ生の数は?>
現在(2014年度)の3年生(=2015年度の4年生)は11名です。
3年生のゼミの初回は、編入の希望者があれば、編入試験(面接)を行います。

これまでの卒業生は、2003年度4名、2004年度8名、2005年度10名、2006年度8名、2007年度11名、2008年度8名、2009年度6名、2010年度10名、2011年度9名でした。卒業おめでとう。
小関が2011‐2013年度に在外研究だったため、その間はゼミ募集を中止していました。2014年度から再開しました。

<ゼミではどのように学ぶの?>

3年生のゼミでは、数名のグループを作り、グループ単位で研究テーマを定めて、調査研究を行います。
自分の関心のあるテーマを見出し、本を読んだり、インターネットで検索したりして基礎的な情報を集めます。さらに、企業やNPO、自治体などに訪問したり、アンケートを行うなど、現地調査を行います。
これらの調査結果をまとめてプレゼンテーションを行い、最後にレポートをまとめます。

4年生のゼミでは、一人一人が卒業論文の執筆を行います。テーマと大枠の構成を決め、それに基づいて次第に中身を完成させていきます。

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★教員のプロフィール


小関 隆志(こせき・たかし)

・1971年、東京生まれ

<経歴>

・一橋大学社会学部卒(1994年)、同大学院社会学研究科博士課程修了(1999年)
・CRI:協同組合総合研究所 研究員(1996〜1999年)、
・法政大学 大原社会問題研究所 研究員(1997〜2001年)、
・特定非営利活動法人 建設政策研究所 研究員(2000年)、
・明治大学経営学部 専任講師(2001年〜2006年)、助教授(2006〜2007年)を経て
・現在、経営学部准教授(2007年〜)。

<専門・研究業績>

・専門:NPO経営論、ソーシャル・ファイナンス論
・主な論文・著作など
  • 『金融におけるコミュニティ・エンパワーメント』ミネルヴァ書房、2011年
  • 「コミュニティ投資と非営利組織の役割」 明治大学経営学研究所『経営論集』 53[3/4] 、2005/01/31
  • 『個人加盟ユニオンと労働NPO』ミネルヴァ書房、2011年(共著)ほか

<2015年度に担当する講義>

  •  公共経営学A(2年生 春学期)
  •  公共経営学B(2年生 秋学期)
  •  NPO経営戦略論(3・4年生 春学期)
  •  公共マーケティング論(3・4年生 秋学期)
  •  ソーシャル・ファイナンス論(3・4年生 春学期)
  •  インターンシップ実習(2〜4年生 春学期集中)
  •  グローバル・サービスラーニングB(1〜4年生 秋学期集中)
  •  ボランティア入門講座(学部間共通総合講座、全学年 春学期・秋学期)
  •  演習II(3年生)
  •  演習III(4年生)
  •  社会的金融特論A/B(大学院)
  •  ソーシャル・ファイナンス特論A/B(大学院)

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☆新聞記事の紹介

4月22日(金)、ゼミに読売新聞大阪本社の記者の方が取材にいらっしゃいました(当日、わざわざ大阪から!!)。
NPOやコミュニティビジネスが注目を集めているなかで、NPOのマネジメントを専攻しているゼミがあることを知り、そのゼミの学生はどのような進路を考えているのか?ということに関心を持っておられました。
3年生のゼミの時間でしたが、4年のゼミ生にも少し来てもらって、取材を受けてもらいました。
卒業後、すぐにNPOに就職することは難しいので、とりあえずは企業に就職するけれども、いつかはNPOで仕事をしてみたいと、夢を語ってくれました。――夢がかなうといいね。

⇒ 読売新聞「くらし・家庭」欄(5月13日朝刊;大阪版)に記事が掲載されました。
記事は「非営利なシゴト」という3回シリーズの下で、「学生からみたNPO--実力高め活躍の場に」と題しています。記事の内容を少し抜粋してご紹介しましょう。

「学校を卒業したら就職して、定年まで。そんな働き方が揺らいでいる。明治大経営学部は3年前、行政やNPO(非営利組織)のマネジメントを学ぶ「公共経営学科」を、日本で初めて設置した。1学年約100人。来年、最初の卒業生を送り出す。学生たちは、自らの進路として、非営利活動をどのようにとらえているのだろうか。
 連休前の東京都千代田区・駿河台キャンパス。同学科専任講師・小関隆志さん(NPO経営戦略論)のゼミを訪ねた。小教室に、3、4年生合わせて12人が集まった。
 高校時代にボランティア活動をしていた学生や、国際協力に興味を持った学生ら、学科を志望した動機は様々だ。卒業後も、何らかの形で非営利活動に関わっていきたいという点では、共通している。ただ、ほぼ全員が「民間企業への就職」を希望していた。
  (中略)
 講師の小関さんは言う。「まだ、卒業後直ちにNPOに就職するという学生は少数派ですが、企業の社会貢献部門や行政の市民活動の窓口など、活躍の場は広がっている」。塩野谷さんや中村さんのように、いったん社会で経験を積む方法もある。   (中略)
 社会が少しずつ変わっていけば、非営利な職業も一般的になる。その日は、案外早くやってくるのかもしれない。」


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【連絡先】  小関隆志(こせき・たかし)研究室

〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
 明治大学 経営学部
TEL/FAX 03-3296-2085(研究室直通)
e-mail koseki@meiji.ac.jp