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今回は富山に合宿に行きました。県庁、市役所、企業、NPOなどを訪問し、お話をうかがってきました。 多くの方に、たいへんお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 学生自身が直接、訪問先と連絡をとり、訪問の了解を得て日程を調整し、質問項目を事前に送るなど、訪問の準備を行いました。終了後は、訪問先団体の紹介文と、感想文を書いて、訪問先の方にお送りしました。下記の紹介文と感想文は、訪問先の方に事前に内容を確認していただいた上でウェブ上に掲載しました。 合宿係としてツアーの手配をした学生は、料金の徴収や会計など、いろいろとたいへんな作業を引き受けてくれました。みなさんありがとう。 今年も4つの班に分かれて活動しました。 各班の個性があふれる、楽しい3日間となりました。皆さんお疲れさま。 以下の文章は、学生による簡単な報告と感想文です。 (小関) ★合宿の流れ
1日目(9月12日)9:00 東京駅集合9:20 東京駅発(北陸新幹線かがやき507号) 11:34 富山駅着 ⇒ 富山地鉄ホテル(富山市)着、チェックイン 《特産物班》14:00 北陸農政局富山県拠点(富山県富山市)を訪問 《国際協力班》14:00 一般社団法人 ACT富山国際協力協会(富山県射水市)を訪問 《インフラ班》14:00 富山県庁総合政策室(富山県富山市)を訪問 《伝統工芸班》15:00 高岡市役所産業復興部産業企画課(富山県高岡市)を訪問 2日目(9月13日)《特産物班》10:00 富山県庁農村振興課(富山県富山市)を訪問14:00 氷見稲積梅株式会社(富山県氷見市)を訪問 《国際協力班》13:00 会宝産業株式会社(石川県金沢市)を訪問 《インフラ班》9:00 富山市役所交通政策課(富山県富山市)を訪問 《伝統工芸班》10:30 高岡観光協会(富山県高岡市)を訪問 14:00 高岡銅器協同組合(富山県高岡市)を訪問 3日目(9月14日)ホテルをチェックアウト《各 班》各地で観光 《伝統工芸班》10:30 株式会社能作(富山県高岡市)にて銅器製作体験 18:15 富山駅発(北陸新幹線かがやき514号) 20:23 東京駅着・解散 (富山駅前にて) ●特産物班報告1日目は北陸農政局を訪問し農林水産省の地方参事官の宮島様、中塲様、棚辺様に富山県の6次産業化の現状や国が農家に対して6次化を勧める基準について取材を行いました。 2日目の午前中に富山県庁の農村振興課に訪問しました。ここでも昨日の北陸農政局と同じような事を取材しながら国と立場と県の立場ではどのような違いがあるのか、どこまで農家との関係を深くしているか取材しました。 午後には氷見市にある氷見稲積梅(株)様に訪問しました。6次化で成功している企業への取材ということで6次化を行おうと思ったきっかけ、6次化するにあたっての難点などのお話を実際の6次化された商品を頂きながら聞かせてもらいました。 3日目は1日観光しました。金沢に行き兼六園にいったあとひがし茶屋街にいき近江町市場を観光しました。富山に戻ってからは富山名物のブラックラーメンを食べました。 ・富山県庁の農村振興課、北陸農政局を伺った時の写真です。6次産業化についての多くの資料を頂き細かく説明して下さいました ・氷見稲積梅(株)さんに訪問した様子です。6次についての話を伺い、実際に梅干しや梅ドリンクなどの商品を試食させてもらいました ●国際協力班報告1日目は一般社団法人ACT富山国際協力協会を訪問し、カンボジアへランドセルを寄付する活動についてお話をいただきました。また、代表の方が青年海外協力隊OBだということで、青年海外協力隊の活動についてもお話していただきました。 2日目は金沢市にある会宝産業株式会社を訪れ、発展途上国へ車の中古部品を輸出したり、途上国の法整備から手がけるBOPビジネスについてお話をしていただきました。 地方の利点を生かして広大な敷地を利用しており、車の分別から解体、輸出までの工程を見させていただき、大変勉強になりました。 最終日には五箇山の合掌造り集落を訪れ、日本の歴史にも触れて、有意義な3日間を過ごすことが出来ました。 (会宝産業株式会社を訪問) (五箇山の合掌造り集落) ●インフラ班報告1日目は、富山県庁の観光・交通・地域振興局の総合交通室を訪問し、富山県の鉄道事業に関することにお話しいただきました。その中でも、特に「あいの風とやま鉄道」についてお聞きしました。鉄道事業が主に公設民営で、県庁は鉄道会社に資金提供を行い、鉄道会社がメインで経営しているという現状を理解できました。 2日目は富山市役所の交通政策課に訪問しました。主にコンパクトシティとライトレールの関係についてお話いただきました。ライトレールの現状や課題、富山駅周辺の開発事業の見通しなど詳しくお話を聞くことができました。 2日間のお話を聞いて、富山市のコンパクトシティが誕生するまで流れやライトレールなどの鉄道関連の現状や課題、これからの展望を把握することができました。 (富山県庁を訪問) (富山市役所を訪問) (富山市役所最上階の展望台から市内を望む) ●伝統工芸班報告一日目は高岡市役所へとお邪魔させて頂き、産業復興部産業企画課の担当者の方から、行政として伝統工芸をどの様に認識しているのか、またどの様に連携を取ってきたのかという事をお伺いしました。 二日目は午前・午後に分けて高岡観光協会、高岡銅器協同組合にそれぞれ訪問させて頂きお話を伺わせていただきました。質問の内容自体は、両者共に上記の市役所に向けさせて頂いた内容と大きく変わるものでは無かったのですが、行政・現場・観光といったような立場や視点の違いによって、こうも見えてくる課題等に差異が生まれてくるのかといった点が印象に残りました。 三日目は能作へと訪問させて頂き、工場見学をした後に実際の鋳物制作を体験させていただきました。その後、金屋町といったような、鋳物に関係する高岡の町並み等を回りました。 最後に、今回協力して頂いた関係者各位に謝辞を述べて締めくくらせて頂きます。本当にありがとうございました。 能作の入り口、実際に使用する為の鋳型がディスプレイされている。 銅器作りの現場、職人が仕上げを行う前と行った後の品が明確にわかる。 金屋町の町並み、古来からの鋳物に関する伝統の町並みが残っている。 高岡駅のドラえもん銅像 ゼミ合宿の成果は、10月14日(日)の4ゼミ合同の中間報告会にて報告しました。 ▲TOPへ
【連絡先】 小関隆志(こせき・たかし)研究室 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学 経営学部 TEL/FAX 03-3296-2085(研究室直通) e-mail koseki@meiji.ac.jp |